樹高3.0ｍ前後の「アスナロ(翌檜/明檜)」の在庫が20本ほどあります。
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——【アスナロ】——
「アスナロ(翌檜/明檜)」は、ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹で、本州から四国、九州の尾根や湿原などの冷温帯(ブナ帯)に分布する日本固有種です。別名は「アテ(貴)」「アスヒ(明日檜)」「ヒバ(桧葉)」などがあり、名前の由来に、ヒノキに似ているけれど材が少し劣ることからことから、「明日はヒノキになろう」と意味するとされることとなり、「アスナロ(翌檜/明檜)」になったという俗説があります。

高木樹で樹高は20～35m、幹は直立し直径は最大で1.0mほどになります。樹皮は赤褐色で古くなると黒褐色になり縦に裂けて剥がれます。葉は鱗片状で長さ4～7mm、交互に対生する十字対生です。葉の表面は濃緑色で、裏面は淡緑色で大きな白色の気孔帯があります。雌雄同株で花期は4～5月、雄花は楕円形、雌花は偏球形です。球果は直径1.0～1.5cmの球形で、開花した年の10～11月に淡褐色に成熟します。

材は湿気に強く耐久性に優れているため、土台を始めとした建築材、風呂桶、家具、器具材、彫刻、経木などに用いられます。木は庭園樹や生垣、樹皮は屋根葺きに使われます。