有限会社黒岩苗圃は植木・庭木の生産及び卸販売の会社です。緑化・造園事業、剪定・伐採なども承っております。 〒377-1614 群馬県吾妻郡嬬恋村田代566-3

樹木知識





植木・庭木の種類

植木・庭木の種類は「葉の形状」や「落葉するか」「樹高(木の高さ)」などで分類することができます。

「葉の形状」では、葉が針のように細長い「針葉樹」、葉が広く平たい「広葉樹」に分類されます。

「落葉するか」では、一年中葉をつけている「常緑樹」と季節により葉をすべて落とす「落葉樹」に分類されます。また全て落葉しない「半落葉樹(半常緑樹)」という種類もあります。

樹高(木の高さ)では一般的に成木の樹高が約3m以下の樹木を「低木」、3m以上の樹木を「高木」と分類します。 更に「中木」や「小低木」など詳細に分類をする場合もあります。

常緑針葉樹:モミ、トウヒなど            落葉針葉樹:カラマツ、メタセコイアなど
常緑広葉樹:ツバキ、タブノキ、クスノキなど     落葉広葉樹:ブナ、ミズナラなど







紅葉(コウヨウ)とモミジ

紅葉(コウヨウ)は、秋に起こる落葉樹の葉の色が変わる現象のことをいいます。一般的なモミジ(紅葉、黄葉)はカエデ類の総称で植物分類上ではモミジ科はありません。モミジ(紅葉、黄葉)やカエデ(楓)は葉の裂片数や切れ込みに特徴があります。

園芸では一般的に葉の裂片数や切れ込みでモミジとカエデの区別をしています。イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど葉の裂片数が5つ以上で、掌状のものをモミジと呼び、それ以外のものやトウカエデなどの裂片数が3つのものをカエデと呼んでいます。


<イロハモミジ>

モミジ(紅葉)を代表する樹種。別名はタカオカエデ(高雄楓)、イロハカエデ(いろは楓)、 コハモミジ(小葉紅葉)。本州(福島県以西)、四国、九州に分布し、葉は小さく裂片数は5~7枚、切れ込みは深い。裂片には重鋸葉があり、先は尖っている。


<オオモミジ>

北海道中部以南から九州に分布する。葉はイロハモミジより大きくやや厚い、裂片数は7~9枚、裂片には鋸葉がある。


<ヤマモミジ>


北海道から本州(島根県以東の日本海側)に分布する。葉はイロハモミジより大きく、裂片数は7~9枚、葉の切れ込みはやや浅く、裂片には重鋸葉がある。


<ハウチワカエデ>

北海道から本州の低山帯から亜高山帯下部に分布する。名の由来は天狗の羽団扇に例えたもの。別名をメイゲツカエデ。裂片数は9~11枚、葉の切れ込みが浅い。






紅葉、黄色、褐葉

日本では紅葉が9月頃、北海道から始まり徐々に南下してきます。1日の最低気温が8度以下の日が続くと葉が色づき始め、すべて落葉するまでは約1ヶ月かかります。美しく紅葉するには「昼夜の気温の差が大きい」「夏が暑く日照時間が長い」「夏に充分な雨が降る」などの条件が必要です。

葉が赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」、褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」といいますが、同じ種類の樹木でも個体差によって紅葉色が異なります。


<紅葉する樹木>

ヤマモミジ、ハウチワカエデ、ツリバナ、ヤマウルシ、レンゲツツジ、ヤマブドウ、ヤマザクラ、ミズキなど


<黄葉する樹木>

イチョウ、カバノキ、シラカンバ、ヤナギ、ポプラ、ドロノキ、ハルニレ、イタヤカエデ、ノリウツギ、ゴトウヅルなど


<褐葉する樹木>

ブナ、ミズナラ、カシワ、ケヤキ、トチノキ、スズカケノキなど






日本のサクラ

サクラは日本を代表する樹木として、古来より親しまれている落葉広葉樹です。日本では野生種・交配種・園芸品種を含め600種以上の品種があるそうです。現在、全国のサクラの8割は明治以降広まった「ソメイヨシノ(染井吉野)」といわれています。

サクラは年1回春に咲きますが、年2回(4月と10月)咲く品種(十月桜)もあります。開花時期も早春に咲く品種(寒桜)や晩春に咲く品種(霞桜)と様々です。特に花色は品種により白から濃紅色と多彩で花弁数は5から300以上のものまであります。

「桜前線」は日本全国の桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日を結んだ線のことで、マスコミが作った造語です。


<オオシマザクラ(大島桜)>

伊豆諸島に自生する。花は白色、葉と同時に咲く。葉は桜餅を包む皮として利用される。


<ヤマザクラ(山桜)>

本州中部以南に自生する。日本の桜の代表的な野生種。寿命が長く大木になる。
古くから和歌などに詠まれた。


<オオヤマザクラ(大山桜)>

本州中部以北に自生する。花や葉はヤマザクラより大きい。別名で、紅山桜(花色が淡紅色)、紅山桜(北海道に多い)ともいう。


<ソメイヨシノ(染井吉野)>

日本原産種のエドヒガンサクラとオオシマザクラの交配で生まれた品種。花はピンク色で散った後に葉が生える。一本のサクラのクローンなので挿し木、接ぎ木で増える。


<エドヒガン(江戸彼岸)>

本州・四国・九州に自生する。花は薄紅色から白で花弁は5枚で一重。長寿で各地に巨木・名木がある。エドヒガンの枝が下垂するものがシダレザクラ。


<チョウジザクラ(丁字桜)>

東北地方からの関東地方、中部地方の太平洋側に自生する。花を横から見ると「丁」の字のように見える。花は白や薄紅色で五枚一重。


<マメザクラ(豆桜)>

富士山近辺や箱根近辺に自生する。別名フジザクラ、ハコネザクラとも呼ばれる。花は白から薄紅色で小さく、花弁は五枚一重。


<カンヒザクラ(寒緋桜)>

中国南部・台湾に分布し、石垣島や久米島などで野生化したといわれている。花は釣り鐘状で、色は濃紅色。公園樹・街路樹などに利用。






樹木の剪定時期

庭木の不要な枝を取り除いたり、樹形を整えたりすることを剪定といいます。山で自生している木々と違って、庭木は樹高や枝葉の広がりに制限が必要です。大きく育ちすぎたり、枝葉が茂りすぎたりすると見た目も悪く、木々の成長の妨げになる場合もあります。

剪定は樹形を整え美しくするだけでなく、庭全体の日当たりや風通しもよくすることで樹木の成長を促し、病害虫の予防にも効果があります。また、花木は古い枝を切ることで、新しい枝が成長し美しい花を咲かせることができます。

樹木の剪定は休眠期間中や萌芽直前に行う<冬季剪定>や、茂り過ぎた枝葉を取り除く<夏季剪定>などがあり、花木の剪定は「花が終わった直後」に行います。樹木によって剪定に適した時期があります。誤った時期に行うと花が咲かなかったり、果実が実らなかったり、場合によっては樹木が枯れてしまうこともあるので注意が必要です。


<冬期剪定>

休眠期間中の落葉広葉樹や耐寒性のある常緑針葉樹の剪定に適しています。生育への影響が少ないので樹形の骨格作りを行います。なお、樹種により休眠期間が異なるので注意しましょう。


<春期剪定>

常緑広葉樹の剪定に適しています。ツツジやツバキなどの花木は「花が終わった直後」に行います。
また、マツは5~6月中旬頃に新芽摘みを行います。


<夏期剪定>

樹勢を妨げないよう注意しながら、繁茂しすぎた枝葉を取り除き日当たりや風通しをよくします。
樹形を整える剪定を行います。


<秋季剪定>

常緑広葉樹の剪定に適しています。繁茂しすぎた枝葉を取り除き、樹形を整える剪定を行います。






庭木の選び方と植樹のポイント

庭木は日当たりを調節したり、外部からの目隠し、家族のシンボルツリーなどたくさんの役割があり、季節ごとに咲く花や紅葉によって四季のうつろいを感じることもできます。 庭木の役割・選び方や植樹のポイントをいくつかご紹介します。


<地域の気候や環境>

樹木は環境の合わない場所に植樹すると徐々に弱ってしまいます。環境に合った場所だと病害虫にも強く、ストレスなく育てることができます。例えば「耐寒性のある樹木か」など調べましょう。


<成長後の樹高はどのくらい>

樹種によって成長すると大木になるものもあります。高さや幅など成長後の大きさを考え、近隣など周囲の事前確認をしましょう。また、植樹後の剪定も必ず考慮しましょう。


<日差しのコントロール>

夏は木陰をつくり日差しを避け、冬は葉が落ちて日が当たる落葉樹がおすすめです。


<目隠し効果>

生垣などで外部からの目隠しができます。常緑樹で枝葉が生い茂り密生する樹木がおすすめです。


<葉色・花色・果実>

葉色・花色によって庭の印象は「明るい」「爽やか」「落ち着く」など全く変わります。葉色・花色のバランスを考えて選びましょう。また、秋季の赤い実や紅葉を楽しむ樹木もあります。食べられる実を付ける樹木もあるので、選ぶ条件にしてみるとよいでしょう。


<建築物とのバランス>

建物の外壁やフェンス、エクステリアとのバランスや室内から眺めたときのイメージも考えましょう。


<他の庭木との相性>

複数の樹木を植えると枝葉が重なったりします。それぞれの樹木が元気に生長し、低木にも日照・風通しが確保できるようバランスよく配置することが大切です。 常緑樹か落葉樹なども確認しておきましょう。



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